親の老後というと、まず思い浮かぶのは自分の両親のことですが、父は10年以上前に亡くなっています。
そのため、今後考えていく必要があるのは、私の母と夫の両親のことになります。
母の老後について意識するようになったのは、コロナ禍を過ぎたあたりからだったと思います。
母がまだ働いていた頃は元気で、仕事もしていたため、老後について深く考えることはほとんどありませんでした。
しかし母が定年退職し、さらに私が上京して離れて暮らすようになってからは、少しずつ考えざるを得なくなりました。
大きな転機になったのは、コロナ禍だったように思います。
当時は緊急事態宣言が発令され、外出は必要最低限。
母も買い物に出る程度で、ほとんど家の中で過ごしていたようでした。
そして緊急事態宣言が解除され、久しぶりに帰省したとき、
「もしかして、うつのような状態になっているのでは」と感じる様子がありました。
その後、老後のことも考え、2年前に実家を処分することになりました。
母とも相談して決めたことではありましたが、大きな生活の変化だったと思います。
千葉に引っ越してからは、母にはできるだけ車の運転を控えてほしいと伝えました。
石川県とは違い、歩行者や自転車も多く、交通量も多いため、事故のリスクが高いと感じたからです。
ただ、運転を控えるということは、母にとって行動範囲が狭くなるということでもあります。
千葉に移り住んでからしばらくして、私は「やっぱり最後は地元の方がいいのではないか」と考えるようになりました。
母は長い間、地元で生活してきました。
病院やお店、土地のことなど、自然と分かっている環境があります。
一方で、千葉での生活は母にとって新しいことばかりでした。
土地勘もなく、知り合いもほとんどいない環境での生活は、思っていた以上に負担が大きかったのかもしれません。
母自身がそう言ったわけではありませんが、生活の様子を見ていると、
「慣れた土地の方が安心なのではないか」と感じることもありました。
また、信頼できる鍼灸院が近くにないことや、働ける場所がないこと、自由に移動できないことなど、生活の中で少しずつストレスが積み重なっていったのかもしれません。
はっきりとした原因は分かりませんが、そうした環境の変化も影響して、母のうつが始まったのではないかと思っています。
親の老後については、「こうすれば正解」という答えがあるわけではありません。
生活の場所や距離感、家族の関わり方など、状況によって考えることはたくさんあります。
私自身もまだ模索している途中ですが、このブログでは、母のうつのことや親の老後について、日々感じていることを少しずつ書いていこうと思っています。

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